2012年10月28日日曜日

津田君のお料理教室 その7 シラス

やぁ!

ボクはシラスに対して大様(おおよう)だ。
スーパーでシラスが置いてあると値段もなにもみないで迷わず買っちゃうっ!
それも大きい方のパックを買っちゃうっ。小さい方が280円くらいで大きい方は380円くらいだから、かなりだっ!
が、ボクは迷わないっ!迷わず大きい方を買っちゃうっ!太っ腹っ!
(きょうは小さい「っ」が多いね?)

朝、「行ってきま~す。」って時、冷蔵庫の上に大根があったから大丈夫。よしっ!今夜はシラスおろしだっ!


「ただいま~。」

「は~い。」

「大根おろし、たのむわ。」

「え~っ?」


女が「大根おろし」って言われたとき困った顔をするのは、ま~、分からんでもない。
そこで、「そうか。よ~し、分かった。オレがやってやるっ。やすり、持って来いっ!」(ボクん家では「おろし金」のこと「やすり」っていうの。)って言ったときの女房の(ラッキーッ!)って顔はいつ見てもイイものだ。

すりおわった大根おろしを大きめの器に盛って(ここが、重要なところだが)女房が「え~っ?」って言うのを無視して「380円」全部をドサッ!と乗っけちゃう!太っ腹っ!

最後は、やっぱり「シラスおろし丼」がいいね?
音をたてながら、おめしあがりください。














2012年10月21日日曜日

ママ

やぁ!


こうして日曜日の朝、女房に作ってもらったものを 2、3品 ならべて、のみはじめるのがボクの1番の楽しみだ。テレビは園芸をやっていて音は消してある。やがて、「日曜美術館」が始まるはずだし、そうして「将棋」ってことになるのだね?で、ボク、そのころには、もう、何がなにやら分かんなくなってて、「あ~っ!」なんて、すべてを肯定しているはずなんだ。


(ちょっと~、まだ、朝の11時半よ~?)

(ほらっ!奥さまがパートで、いらっしゃらないから・・・)

(・・・)


京都では蹴上(けあげ)ってところにある上等なホテルの上等な部屋だった。
そして、あくる朝の朝食。母と2人で和朝食ね。上等だった。

朝食の時、ボクは立派な男だった。立派な男ってのは黙ってりゃイイんだ。
母・・・イヤッ!よそう・・・ボクのお母さんは鹿児島の女だから男を「たてる」のね。(大正うまれの88歳。でも、昔は、女ってのは、みんな、そうだったんだぜ。)
で、お母さんはボクを退屈させるといけないから、面白い話と、どうでもイイ話しをドンドンおしゃべりするの。そして、ボク、それがうるさくないの。どうしてかって?ボク、ぜんぜん聞いてないから・・・。ただ、「うん。」とか「そう。」とか「ふ~ん。」とか答えてりゃイイの。男って、そうするものなの。お母さんのおしゃべりを聞き流しながらボクは京都の町を静かにながめていたな。

比叡山、東山、南禅寺、吉田山、平安神宮、市立美術館、動物園、京都大学・・・。

うん。そして、ちょうどその1週間後に京大の中山さんがノーベル賞をもらったのだね。



「一矢?」

「ん?」

「おこづかいは足りてるの?」

「うん。」

「あげようか?」

「・・・」









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2012年10月14日日曜日

美術館を歩くときと同じスピードで君のことを考える

やぁ!

「ちこさん」が終わっちゃって、ぼんやり、いいえ、ぼ~んやりした1週間だった。
1週間ってイイよね?ちょうどイイながさで・・・。だれが決めたんだろう?
今日の朝、酒のんでたら、女房が「美術館、行こうっ!」っていうから「いいよ。」って答えた。
美術館とか図書館とか公園って、あんまり嫌いじゃないんだ。3っつとも酔っぱらって行けるし。
世田谷美術館って自転車で行けるでしょ?それに、受け付けの女の子たちってとっても清潔そうだし・・・。

でも、途中、酔っ払ってっから、ボクどんどん信号無視するのね。そうしたら、「あなた、そんなに信号無視がしたいんだったら、今度『環8』でなさいよっ!」だって。

美術館を歩くときと同じスピードで君のことを考えていたいな。

「ね~え?面白い着想って、いつ、どうやってうまれるの?」
わかんない。
でも、今日の、2っつのアイデアって悪くないぜ!

1、「毛玉」と「黒のペンダント」って、とある小さな村に住む女の子の物語だったよね?
  で、ボク、もう1つ作りたいんだ。よく、3部作とかっていうじゃない。あれっ!
  もう1つだけこの子のことを歌って、この村を去ることにするよ。

2、それと、もう1つ。12月のヴィヴィアンの「夢今」にぶっつけるアイデア!
  ボクね、講義をする。歌を歌うんじゃない、詩の朗読でもない、踊りもおどらない。
  
  「え~っ?講義?」
  
  「うん。講義。ヘヘヘッ。何を話すかって?秘密。ぜったい秘密。」














2012年10月7日日曜日

やぁ!


「津田君?どうしたの?目がキラキラしてるよ?」

「うん。さっきまで泣いてたの。」

「津田君。何があったの?」




「ちこさん」が終わっちゃって・・・。
うん。いろんなことが終わっちゃって(ま~、こんなもんかな~?)っておもっている。
女房も静かだから、ま~、よかったのだろう。
日常にもどるってことなのだが、あれっ?オレの日常ってどんなんだったっけ・・・。




「どうせ自転車の上でボ~ッと女の子のこと考えるのが津田君の日常なんでしょ?」

「・・・」



でも、1つだけ面白いことがある。
ボク、しばらくは な~んにもしなくていいんだよ。
詩人の後藤理絵ががんばってっから。
もう完璧にできあがっている5つのメロディーを彼女にあずけてあるんだ。
ボクはのん気にその完成を待ってればいいの。



(あいつ、いまごろ苦しんでんだろ~な~。)

(ざま~みろ。)って。



12月の「ヴィヴィアン」に1つ、そして「来年」に残りの4つって、きっと、そんな年になるのかな?