やぁ!
1、タコのぶつ切り。キュウリを包丁でバリバリッとつぶしたもの。
2、ひややっこ。ジャコとミョウガと万能ネギのっけ。
3、カツカレー・スパゲティー。(これは、ボクのリクエスト)カレーは前日の残り物。
毎日、二日酔いだった。
駅から仕事場までの道を「二日酔い街道」となづけていた。
くる日も、くる日もそうだったから、いつの日からか、それに名前をつけるようになった。
びみょうに違うものなのだ。
「ありきたりな二日酔い」
「どおってことない二日酔い」
「どこにでも、ころがっていそうな二日酔い」
「ヘみたな二日酔い」
なんていうあたりが平均的なのだが、たまにおもしろいものがあった。
※以下、二日酔いは「F」と略す。
たとえば、「にひるな F」。
(また女を泣かせちまった。オレも罪な男だゼ。・・・)なんてニヤリとしながら歩いている。
ちょっと古いけど天地茂(あまちしげる)ネ。
太陽がまぶしそうだ。
道ばたにペッ!とつばをはいたりする。
すれちがう女にはめもくれない。
これと少しだけ似ていたのが、「いなせな F」。
そう!若いころの橋幸夫。
人にきこえないように口笛をふいたりしている。
(ヘッ!今日もいい天気だゼ。)なんて、とっても調子がいい。
おもわず女の子に声をかけそうになる。
オーット!あぶネー、あぶネー。
※つづく
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