2013年7月14日日曜日

耳子

やぁ!


「・・・一矢が・・・学校・・・」
「そう・・・あの子は・・・」
「ふ~ん・・・」



答えの分からない なぞなぞ があって、君たちに「教えて。」ってお願いしていたね。
こんな調子だった。

「見る」「観る」にたいして「眺める」って言葉がある。
じゃ~、
「聞く」「聴く」にたいする それ って な~に?

だ~れも教えてくれなかった。
でも、ボクにはソイツがどうしても必要だったんだ。
テレビだって本だって、もう、眺めてるだけになってるし、女房の顔だって、そう。
娘だって、もう、大人になっちゃたけど、ず~っと、眺めてただけだった。
(わ~っ!ながくなりそうだな。)

テレビの音だって、そう。レコードなんて、もう、聴かないし、アイツにしかられてる時だって、そう。
音を眺めてただけ。ねっ?

だから、ボクには、ソイツがどうしても必要だったの。

「目へん」に「兆」って書いて「眺める」だったよね?ということは、「耳へん」に「兆」って書けばソイツだろ?・・・でもな~・・・。

で、最初に戻ろう。

「・・・一矢が・・・学校・・・」
「そう・・・あの子は・・・」
「ふ~ん・・・」

って、これ、ボクが小学校ん時のお父さんとお母さんの会話。襖(ふすま)ごしにとなりの部屋からきこえてた。そうして、ボク、いつのまにか眠ってた。
その時のこと思い出したの。で、


「耳へん」に子供の「子」って書いた文字がソイツ!

「耳子」(これで1文字だよ。)

これね、「ね」ってよむの。

「耳子むる」って書いて「ねむる」。


こんな風に使うの。

「きのう、となりの部屋のお父さんとお母さんの話すのをボンヤリ耳子むってたのね。そしたら、いつのまにか眠っちゃてた。」


ど~お?

女の子に「かわいい」って言ってもらえたよ。

協力してくれた K 君 と I さん に心から感謝します。













2 件のコメント:

  1. 両親の襖越しの会話......僕は大嫌いでした。

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  2. うん。分かるよ。そういえばお母さんが泣いてたこともあったっけ。

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